エンタープライズアーキテクチャ

企業や政府機関・自治体などの組織のアーキテクチャをある一定の考え方・方法で包括的・体系的に記述して、その現状と未来の像を可視化することで組織の全体最適を進めていく活動のことなのです。
この活動を支援する方法論やアーキテクチャモデルをいう場合もあるのです。米国では内部統制の重要性が注目され、SOX法が策定されているのです。
内部統制の整備はEAと表裏一体であると考えられ、今後さらにEAが重要視されることになると思われているのです。
EAでは、組織のあらゆる構成要素を階層化して整理し、その相互関係を示していく。対象は企業だけではなく行政機関・自治体なども含まれ、企業内の1セクションや複数企業グループなどを組織ととらえてもよいと思います。
構成要素には、組織の目標やビジョン、業務プロセスモデル、業務ルール、情報や情報技術、人的資源なども含まれているのです。
ビジネスの戦略目標なのです。これが明確になっていなければ、単に現状抱えている不都合を整理したり、単なる標準化で終わってしまう可能性が大きいと言えるのです。
EAの目的は、複雑になった組織の構造を体系的に理解することにより、全体最適の観点からの高度な意思決定を支援するとともに、業務やITシステムなどの標準化を進めることで、組織構造の最適化や重複投資の回避といった経営の効率化に寄与することにあるのです。
EA構築と言うと、いきなり全組織的に構築しなければならないとお考えの方が多いのではないかと思います。
確かに最終的には全組織が一つのEAで示されることが望ましいですが、実は組織が持つ情報量は膨大なのです。
一度に組織全部の情報を洗い出してEAを構築しようとするとかなりの労力と時間がかかるのです。これにより、組織の目的やミッションとそれを遂行するために必要なITシステムの整合性を取り、効果的なIT投資を行うといったことが期待されるのです。
また、現在のアーキテクチャと目指すべきアーキテクチャを作成することで両者の差から、組織をあるべき姿へ近づけていくための変革のプランニングを行うといったことにもつながるのです。
従って、ある組織において、あるいはある戦略テーマに関連する組織間を統合する形で、その構成要素の構造を明確にすることから始めることが現実的なのです。
よく言われる言葉ですが小さく作って、大きく育てる、これが将来全組織に広げるための重要なアプローチになると思うのです。
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